ある日、患者さんがプンスカしていました。
「そもそも自律神経ってなんやねん!」
「医者はめんどくさくなると何もかも自律神経失調症って言っときゃいいと思ってんだ!」と
自律神経ってのは生命維持の為に文字通り『自律』、つまり意志に関係なく自動調整で働く神経という事なのですが環境の変化などが調整の幅を超えてしまうと対応が追い付かないのです。このキャパシティを超えてしまったやつが自律神経失調症というやつです。
そもそも女性は妊娠・出産の為に女性ホルモンが一定周期で入れ替わったり男性よりも内部調整が複雑です。しかもこのホルモンの調節機関である視床下部は脳内で感情の情報伝達に関わる部位に近く、感情の影響を受けやすいようです。
そんなわけで女性の方が一般的に感情的になりやすくストレスに弱いと言われるのですね。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-082.html
鍼灸が自律神経失調症に効果があるとされるメカニズムは私にはよくわからないのですが、「ストレス状態で狂った自律神経をリセットするのではないか」と言う話を聞いたことがあります。
また、親しい人と楽しいおしゃべりをしたりスキンシップをはかると抗ストレス作用のあるオキシトシンが分泌されて感情が安定すると言いますからこちらの働きもありそうです。(オキシトシンについては小児はりの効果のエビデンスとして挙げる先生もおられます。)
まぁ、何といっても痛いところがあったらそれがストレスになってイライラしませんか?
鍼やお灸をすることで、肩こりが軽くなって頭痛が治まったらもう1つ何かトラブルが起こっても何とかできそうな気がしません?
そんなわけで、今日もベットをしつらえて鍼とお灸を用意して、花茶や青茶も用意して皆様のご利用をお待ちしています。
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