前の記事で記載した3種類のタイプ別の冷え性対策です。
このような仕事をしていると複合型の冷え性の方に多く出会いますが
一番多いのはストレス・緊張型の方。
そして甘いものやこってりしたものも多く食べるので血が粘って流れにくい、瘀血をつくりやすいというパターンが多いです。
代謝が下がって全体が冷える方はBMI19未満に近い痩せ型の方や高齢者に多い傾向があります。(絶対ではない)
体質によって対策がかなり違いますので自分に当てはまりそうなところからお試しください。

エネルギー低下型

薬としてよく使われるのは乾姜・呉茱萸・附子・当帰が入った処方です。周辺症状によって(下半身が冷える・頭が寒い・下痢など)使い分けられますが、例えば温経湯・苓姜朮甘湯・真武湯・八味丸などがあります。
またへそや尾てい骨の上に塩灸や箱灸をすることもあります。消化・吸収を助ける意味でも足三里(あしさんり)にお灸をしたりします。

血液ドロドロ型

運動してエネルギーを消費すること、血液循環を良くしていただくことが一番必要な体質です。丹参・牡丹皮・桃仁などがよく使われます。お勧めするなら冠心Ⅱ号方(冠元顆粒など)や桂枝茯苓丸、通導散などがあります。養生の方が重要になるので、薄味を心がけ調味料は少なめに。コタツでアイスはたまの贅沢にしておいてください。
鍼灸院で施術する時には灸頭鍼なども使いますが、ご自宅で血行促進をはかるのなら三陰交(さんいんこう)や太衝(たいしょう)にせんねん灸などをします。

緊張型

パソコン作業が多かったりスマホをいじっていたり、その影響か現代人は多かれ少なかれ交感神経優位になっていることが多いです。柴胡や釣藤鈎、芍薬、当帰などが入る処方を使うことが多いです。症状により加味逍遙散や四逆散、抑肝散、釣藤散や柴胡加竜骨牡蠣湯などを使います。お風呂でゆっくりしたり、軽いストレッチをしたり、リラックス出来る方法があれば取り入れてみてください。人によってはアロママッサージなども良いかもしれません。お灸をするなら三陰交(さんいんこう)がよく使われます。肩こりがひどい方も多いですが、胸より上の範囲はお灸をして頭痛やのぼせがひどくなる場合がある為、私はお勧めしていません。背中にお灸を置くことが出来る方は肩甲骨の下限あたりから腰骨の上限までの間に片側4個ずつくらい置いてやるとよく眠れるのではないでしょうか。

以上、対処法でした。
お灸をするポイントの目印をつけています。
施術時にお申し出ください。
またセルフケア用のせんねん灸も販売しております。1個からの量り売りもしておりますので試してみたい方は必要数量だけお買い求めください。

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