年齢がいくと、血圧が上がっていく傾向があります。
これは体を回復させたり養っていく副交感神経の働きが鈍ってきて、興奮させたり戦闘態勢を整える交感神経の働きが相対的に過剰になるのである種仕方がないところでもあります。
それでもほおっておくと血管が破れる原因になったりするので、血圧を下げる薬を飲むことが多いですよね。体に水が溜まると血圧も上がりますし、心臓にも負担になるので利尿剤が併用されることも多いです。
ここに追加で使われやすいのが「痛み止め」です。
肩がこって首も痛いし、立っていたら腰も痛いし・・・
湿布だったらいいだろう、・・・
この「ある種の降圧剤+利尿剤+痛み止め」の組み合わせは急性の腎機能障害を招きやすいことが知られています。
もし、痛み止めを飲んで浮腫みがひどくなった・血圧が上がってきたという場合には主治医か薬を貰っている薬局にご連絡ください。
また、「腰が痛いけど痛み止めが効かない」「腎機能が低いから飲んではダメと言われた」「前に急性腎機能障害を起こしたことがある」という場合には、鍼灸治療も検討してみてください。
2007年に米国疼痛学会(American Pain Society)および米国内科学会(American College of Physicians)が発行した臨床診療ガイドラインでは、慢性腰痛患者のセルフケア(身体を動かす、温める、鎮痛剤を服用するなど患者が自分でできる実践法)に効果が見られない場合に医師が考慮すべき非薬物治療の一つとして鍼治療を推奨しています。
当治療室では、髪の毛くらいの細い針で痛みを感じないように気をつけて施術をしています。
鍼が怖い方は50℃くらいのお灸もありますので、お試しくださいませ。